
階段の上り下りなどの【ひざを曲げる動作】をすると膝が痛む。どうにか改善する方法はないだろうか、、、
上記のお悩みに答えます。
- しゃがむと痛い
- 階段の上り下りで痛い
- 自転車を漕ぐ時に痛い
などの「 ひ ざ を 曲 げ る 時 の 痛 み 」を訴える方は多くいます。
この記事では、膝を曲げる時にでる痛みの原因と改善方法を解説していきます。
この記事を書いている人
- 山田尚也
- 柔道整復師
- 10年間、整形外科のリハビリで多くの膝痛を改善
- カラダ・ラボ オレンジ 代表
膝を曲げる時の痛みの改善方法
膝を曲げる時の痛みは「膝の前側を柔らかくする」ことで改善できます。
なぜ、膝の前側が柔らかくなると痛みが改善するのか?
膝の前側の組織が固くなると、膝を曲げた時に前側の組織は無理やり引き伸ばされた状態になります。
それが膝を曲げた時の痛みの原因です。
特に、膝を曲げた時に下記のように感じる方に有効です。
- 膝を曲げた時に、お皿の下が痛い
- 膝を曲げた時に、お皿の上が痛い
- 膝を曲げた時に、お皿の両脇が痛い
- 膝を曲げた時に、太ももの前が痛い(突っ張る)
- 膝を曲げた時に、膝の裏が痛い
「じっとしてても痛い」、「すでに人工関節がはいっている」などがあり、ひざを曲げる時の痛みがある方は、まず病院を受診し医師に相談をしてみてください。
エクササイズで症状が悪化する可能性があります。
膝を曲げる時の痛みを改善するセルフケアの方法
セルフケアの手順と方法をご紹介します。
セルフケアの手順
手順は以下です。
- 膝の曲がり具合をチェック
- セルフケアをする
- 膝の曲がり具合の再チェック
セルフケアによって、ひざの前側がしっかり柔らかくなっているかが非常に重要なので、セルフケア前後の曲がり具合のチェックは必ずおこなってください。
曲がり具合のチェック方法
セルフケアの方法
方法は下記で
- お皿の下を緩める
- お皿の上を緩める
- 太ももの前側の筋肉を緩める
- 太ももの内側を緩める
- お皿の動きを良くする
5つのステップで改善することが可能です。
① お皿の下を緩める
お皿の下を緩めます。
お皿の下には、痛みを感じやすい【 膝 蓋 下 脂 肪 体 】という組織がありここが固くなると曲げる時に痛みを感じやすくなります。
緩める方法は下記の動画を参照ください。
② お皿の上を緩める
お皿の上を緩めていきます。
お皿の上には、【 膝 蓋 上 嚢 】という関節の袋がありここの動きが悪くなると曲げる時に痛みを感じやすくなります。
緩める方法は下記の動画を参照ください
③ 太ももの前側の筋肉を緩める
太ももの前側を緩めていきます。
太ももの前側の筋肉【 大 腿 四 頭 筋 】が固くなると、膝を曲げた時に痛みが出現します。
緩める方法は下記の動画を参照ください。
④ 太ももの内側を緩める
太ももの内側の筋肉を緩めていきます
太ももの内側が固くなることで、膝の動きが悪くなり曲げた時の痛みの原因になります。
緩める方法は下記の動画を参照ください
⑤ お皿の動きを良くする
膝を曲げる時に痛みが出る方は、お皿の動きが悪くなっている事が多いです。
お皿は、太ももの骨の溝にハマるように存在しています。
ひざのお皿の動きが悪くなると、太ももの溝にきれいにはまらなくなるので曲げた時の痛みの原因になります。
お皿の動きを良くする方法は下記の動画を参照ください。
いつまでも膝の痛みで悩みたくない方へ
長期的にひざの痛みを出さないようにするには、膝関節がしっかり曲げたり伸ばしたりできるかがとても重要です。
変形が進みやすい膝かチェック
膝の動く範囲が十分にあるか簡単にチェックする方法を解説します。
膝の曲がり具合のチェック
膝の伸び具合のチェック
上の2つで出来ないものがあれば、ひざの曲げ伸ばしの範囲が狭くなっています。
曲げ伸ばしの範囲が狭くなると、膝には良くないことがあります。
曲げ伸ばしの範囲が狭くなるとどうなるか
膝の曲げ伸ばしの範囲が狭くなると、普段の何気ない動作でひざに負担がかかりやすくなり、変形性膝関節症などの膝の病気を進行させる原因になります。
また、動く範囲が狭くなることで使われない筋肉も増えていくので、どんどん筋力が落ちていき、より膝の病気が進行してしまいます。
最終的には、変形が強くなり痛みや膝の曲げ伸ばしが不自由になることで、日常生活に支障が出るようになると「手術」をする選択しかできなくなります。
セルフケアでよくなるうちに改善を
セルフケアでよくなるのは、「 今 こ の タ イ ミ ン グ 」しかないかもしれません。
痛みが強くなり曲げ伸ばしの範囲くなった段階は、変形性膝関節症の末期で「手術しか」改善する方法がない状態の可能性が高くなります。
変形性膝関節症の末期の状態では、さすがに運動やストレッチなどのセルフケアではどうにも出来ません。
あとで「手術をする選択ない」とならないように、今から自分でできることをはじめてみてはいかがでしょうか。
膝関節の症状に関するお悩みご相談ください
下記の公式ラインより、膝のお悩みについてご相談していただけます。
お困りの方は、ぜひお気軽にご利用ください。